とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

今、また浅田真央に魅了される理由

 2020ワールドがなかったせいで、動画めぐり、過去の録画を見る機会があり

その時代には、見過ごしてしまった素晴らしい部分を、再認識できて

良かった事もありました。

そしてサンクスツアーのDVDも届いて、鬼リピしている毎日。

 

ワールドが開催できなかった東日本大震災の年。

日本開催予定であったが、開催できず、4月にモスクワで開催。

あの頃は大変だったけど、今みたいに、世界中が危険ではなかった。

昭和は戦争があり。

平成は、自然災害が多く。

令和はしょっぱなからウィルスとの闘い。

 

この状況下において、特に地元名古屋では、真央ちゃんの存在が大きくなってきている。

 

 なぜだろう。

それは少し前から感じていた。

東邦ガスのCMに出演して、朝晩と私たちをほっこりさせてくれていた。

うちの母なぞ、見るたびに「かわいい、かわいいい」とつぶやき、

父は中部電力から東邦ガスに変えたほうがいいのか、と言い出した。

たぶん彼女の全世代に受け入れられるキャラクターは、ライフラインにつながる

企業のCMとしてぴったり。

 

たとえば、ものすごい人気のジャニーズが、ガス、電気、テレビのCMをやったらどうだろう。

 

もちろん契約は主婦層が鍵を握っているので、一定数を勝ち得ることはできる。

しかし、安心感が違うのだ。

夕方の忙しい時間帯に、真央ちゃんが笑顔で「私の答えは東邦ガス♪」と

言えば、「そうか、東邦ガスが正解なのか」と思ってしまう地力。

 

私は複数の理由があると思う。

1. 全世代に認知度が高い

2. 笑顔が素敵(そして意地悪そうな顔を見たことない)

3. いつも努力し続けている姿を見せている

4. 記録と記憶に残るアスリート

 

あげればもっとあるのですが、上記の理由だけでも、スポンサーが欲しがる

タレントと言えるでしょう。

 

今は文春砲があるので、思わぬ人がスキャンダルに陥れられてしまう。

そんな中、イメージの安定感が半端ない真央ちゃんが選ばれるのは

当たり前な事。

 

この不安定な世情の中、真央ちゃんの魅力が見直されている気がしています。

 

ひたむきに努力するところ

文句を言わず、いつも笑顔

純粋なところ

侍のようなアスリート精神

そして、大きな悲しみを乗り越えてきたこと。

 

特に大きいのが、悲しみを乗り越えてきてなお、笑顔で

私たちにありがとう、を伝えてきてくれているところだと思うのです。 

 

 

常々思うのですが、ワイドショーのコメンテーターたち。

本当にそう思っている?って人が多い。

特にラサール石井のコメントには激怒しました。

 

なんか、フィギュアスケートにおける演技力をみんなはどう思っているのだろう。

舞台女優と間違えていないか。

いや、よしんば間違えていたとしても、すべて色気がないといけないのだろうか。

 

世の中にはそんなに色気のある人があふれていたっけ?

私は、彼女はいつもなりきっていたと思う。

銀盤の天使に。

いつも同じ表情ではなかったし、いつも違う。

だから彼女のプログラムは飽きずに、見ていられるのだ。

もし、浅田真央がいつも同じような演技だけをしていたスケーターだったとしたら、

サンクスツアーなぞ、つまらないアイスショーになっていたはずだ。

 

しかし、私を含め、サンクスツアーを見た人は、皆言う。

「今度はどこの公演に行こうか」

 

これが彼女の力なのである。

 

あとは彼女のバックに、彼女の壮絶な努力と忍耐を感じていると思う。

それに耐えて努力してきた真央ちゃんを、いとおしいと思う気持ちは

全世代共通だ。

 

サンクスツアーに行くと、老夫婦が一緒に見に来ているのをよく見かける。

他のアイスショーでは見られない光景だ。

 

彼女は、もう一度生まれ変わったら、フィギュアはやらない、と引退会見で言っていた。

今も同じ気持ちだろうか。

あの時は、たぶん身も心も疲れ切っていたので、その時の気持ちを吐露してしまっていたと思う。

それだけ壮絶な選手生活だったのだ。

でも、具体的に何が大変だったかは言わない。

もちろんトリプルアクセルには悩まされたに違いないが、彼女を本当に消耗させてしまったのは、マスコミだったと思う。

 

そんな壮絶な辛い目にあって、穢れを知らない表情をして、天使のような演技をしていただけでも、銀盤の女優といえるのではないだろうか。

それを幼稚とくくるのは、その批判をした人間が稚拙な感性しか

持っていないからだと思う。

 

私たちは魅了されている。

浅田真央の乗り越えて来たものとその先に。

 

そしてこのすさんで、病魔に侵されている世界で、無意識に

癒される存在として、必要な存在なのではないかと感じています。

 

サンクスツアーがすべて終了した時に、もう一度真央ちゃんに聞いてみたい。

その時に、真央ちゃんはどうこたえてくれるだろうか。

 

 

そして。最後にラサール石井よ。

吉永小百合にも同じ事が言えるのか。

 

 

 

言わないよな。

 

 

 

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